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ロコモティブシンドロームについて

ここではロコモティブシンドロームに関する情報を皆さまにお届けいたします。

ロコモティブシンドロームとは

あなたも一度はTVや雑誌などで、「ロコモティブシンドローム」という言葉を見聞きされたことがあると思います。ロコモティブとは、直訳すると機関車や原動力となるエンジン、推進力といった意味があります。これを人体に置き換えると、足腰はまさに移動するための原動力となる部分ですので、ロコモティブと言い表されています。

病名ではなく力が落ちている状態をあらわしている

    わが国の平均寿命は80歳を超え、超高齢社会に突入しています。

これは多くの人々がこれまでになく膝や腰などの運動器を長期間使用し続ける時代となったことを表します。

そして超高齢社会に伴い、運動器の障害も増加の一途をたどっています。

 入院を必要とする運動器障害は50歳以降に好発することが分かっており、加齢による筋力低下が主な要因とされていますが、生活習慣病による全身機能低下が運動器障害を引き起こすこともあります。

このように、様々な理由によって結果として移動能力が低下している状態を、日本整形外科学会は新しい概念をもつ言葉で提唱しました。

    ロコモティブシンドロームは病名ではありません。立ったり歩いたりする移動能力が低下している「状態」をあらわしています。

まずは「ロコチェック」

 では、あなたがロコモティブシンドローム(移動能力が低下した状態)かどうかをチェックしてみましょう。

 

それほど難しいものではありませんので、ぜひ行ってみてください。

 

ロコモ度テスト1から3までの3種類のテストがあり、このうち1つでも該当すればロコモティブシンドロームとなります。

詳しくは画像をクリック

ロコモ度テスト 1

「立ち上がりテスト」  (足の筋力)

40㎝、30㎝、20㎝、10㎝の高さの台から立ち上がり動作を行うテストです。

 

・手を使わず反動をつけずに立ち上がります。

 

・両足、左右片足ずつ、40㎝台から順番に行います
(無理せず、転倒のおそれがありますので、介助者と一緒に行いましょう)。

 

立ち上がれた台の高さで、ロコモ度が1~3で判定されます。

詳しくは画像をクリック

ロコモ度テスト 2

「2ステップテスト」(歩幅をみます)

・大股で2歩、歩いて距離を測ります。

 

・2回行って大きい方の値を記録します。

 

・歩く際にバランスを崩したり、2歩で止まれなかったり、ジャンプした場合はやり直しです。
 (転倒しないように介助者と一緒に行いましょう)

 

・2歩の歩行距離(㎝)を身長(㎝)で割った値が「2ステップ値」となります。

 

・2ステップ値が1.3未満でロコモティブシンドローム(ロコモ度1)となります。

 

・ステップ値が1.1未満0.9以上でロコモ度2、ステップ値が0.9以下をロコモ度3と判定されます。

詳しくは画像をクリック

ロコモ度テスト 3

「ロコモ25」(アンケートでロコモ度を判定)

・25項目の質問に答えるとロコモ度が判定されます。

 

・得点が高いほど、ロモ度も高くなります。

 

・7点以上~16未満がロコモ度1

 

・16点以上~24点未満がロコモ度2

 

・24点以上がロコモ度3と判定されます。

トレーニング方法は画像をクリック

ロコトレ(予防運動)

 いかがでしたか??

 

ロコモティブシンドロームと判定された方も、そうでない方もいらっしゃると思います。

 

ここで大事なのが、テスト結果に一喜一憂するのではなく、「今、私はこの段階なのだ」と客観的な事実を受け止めることです。

 

先にもお話ししましたように、ロコモティブシンドロームは加齢をはじめ、さまざまな要因で引き起こされる「状態をあらわすもの」であり、病名ではありません。

 

もしロコモティブシンドロームと判定されたとしても必要以上に不安を感じることはありません。

まずはかかりつけ医や整形外科などの医療機関で相談する事をお勧めします。

 

3つのテスト結果により、どこが弱いのか、どこを鍛えれば良いのかも分かるようになっていますので、ひとつずつできることから始めてみましょう。


 

また、今回のテストではロコモティブシンドロームと判定されなかった方も油断することなく、これを機にウォーキングをはじめるなど、生活習慣の改善に取り組んでみましょう。


日本整形外科学会  ロコモティブシンドローム予防啓発公式HP

ロコモティブシンドロームのリハビリ

では「移動能力の低下」の何がいけないのでしょうか?

 

人は加齢とともに体力は必ず低下していきます。これは誰しもが避けられないことです。

 

そしてまたこのようなテストを受ければ、多くの方がいくつかの項目ではチェックが入る事もあるでしょう。

 

「誰だって歳をとるんだから、仕方ないよ」と、思いますよね。

 

当たり前のことですが、人間の身体は「使わなければなまってしまう」「使えば鍛えられる」。

 

身体が使われれば、おのずとロコモティブシンドロームになりにくく、生活習慣病の予防にもなります。

 

コロナ禍において、体力低下を生じたシニアの方や高齢者が急増して問題になりました。

 

もともと行っていた買い物、趣味やサークル、老人会の集まり、公民館での催し物などの楽しみがなくなってしまったからです。

 

90歳を超えてもなお、シャキシャキと歩いて畑仕事をしている、なんて話をTVや雑誌などで見聞きされたことはありませんか?

 

実際、ご利用者さんの中にもこのような方が何人もおられます。

 

「そんなのは毎日、努力を積み重ねないと無理・・・」

「もともとすごい元気な方なんでしょ?」

 

でも、どなたも皆、超がつくくらい普通の人です!むしろ脳梗塞や糖尿病をお持ちの方もおられます。

じゃあ、どうやって???

 

それは・・・、

 

 シンプルに 自分の身体に合った正しい運動を続けた、だけ。

ただそれだけ、です。

 

 わかりやすい例をひとつお話しするとすれば、

「膝の強化」です。

 

 膝の機能は加齢とともに年々、衰えていきます。

 

痛みなどで歩く事が減ってくると、体力や筋力が低下してやがて高血圧や糖尿病、ひいては

心筋梗塞・脳梗塞を引き起こします。

 

 

この膝をはじめとする足腰などの痛みや、心筋梗塞・脳梗塞は介護状態にとなる主要因と言われています。

 

もう、おわかりですよね。

 

ロコモティブシンドロームの予防が脳梗塞・糖尿病などの予防となるのです。

 

 

私はこれまで1000人以上にリハビリをしてまいりました。

 

やっぱり、膝などの足腰と高血圧や糖尿病などの病気をお持ちの方はたくさんおられました。

 

 

せっかくの老後が治療や介護の日々で埋められてしまうのは、誰にとっても避けたいもの。

 

この先、あなたのやりたい事、行ってみたい場所、なりたい理想の姿を

 

イメージしてみてください。

 

理学療法士による運動指導・リハビリ

ただし、ロコモティブシンドロームまたはそれに近い方が運動を始められる際は注意が必要です。

 

肥満傾向や足の筋力が弱い、高血圧や糖尿病、心臓の疾患があるといった場合、自己流で行うのは危険です。

 

かかりつけ医に相談し、理学療法士などの運動の専門家の指導を仰ぎましょう。

ロコモティブシンドロームが心配なあなたへ

以前、私がある自治体から依頼を受けて、地域住民の方々への運動指導へ公民館へ伺ったときの話です。
運動の必要性を分かっていただくために、ロコモティブシンドロームのお話をしました。すると、ある女性の方がこうおっしゃいました。

 

「ま、長く生きてりゃいろいろあるからねぇ。そりゃあ、足腰も弱るわよ」
「頭では分かったつもりでも、体がいう事をきかないのよね」

 

確かにその通りですよね。

その時、私は「そうですよね、なかなか大変ですよね」程度の返事しかできなかったことを覚えています。


教科書や文献などで得たいろいろな知識を説明してみても、一般の方には分かりにくいだけでピンときません。

でもその女性の方は、やっぱり「変わりたい」「今より良くなりたい」との思いで受講しに来られているのです。

ちろん根拠や理屈は大切ですが、やはり「一緒にやりましょう!」「できるまでサポートしますよ!」といってくれる人が必要なんだな、と強く感じた場面でした。

 

今、あなたがこの女性と同じようなお悩み、思いをもっておられるならば、ぜひお聞かせください。

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